くすり屋さんのひとりごと

くすりやさんには紙風船

紙風船

「富山」といえば「くすりやさん(越中売薬さん)」。くすりやさんといえば、紙風船である。
JR富山駅前には売薬さんが、子供たちと紙風船で楽しんでいる像が建てられている。特に四角い紙風船はくすりやさん独特のもの。ちょっとほかにはない!
ではなぜ紙風船なのか?―――これは紙風船をふくらませるときに、一緒に病をこの中に吹き込み、その風船をつくことによって、病気を退治するという、そんな意味がこめられているからだ。
それはともあれ、今でも、薬の入れ替えをしていると子供たちが周りに集まってくる。
行李や、トランクを開けると「わ~、いっぱい入ってるぅ~~」といってびっくりする子。
終わると、「おくすりやさん、ふうせんちょうだい!!ありがとう!」子供はいつの時代も変わらない。

くすりやさん、小学校の運動会に!

紙風船

以前、埼玉の秩父のお得意さままで半年ごとに訪問していた。
そのときに小学校の運動会に何回か来賓で呼ばれたことがある。
なぜか?「富山の薬屋さん」といえば?そう!“紙風船”である。
この紙風船をいつもお土産に持っていっていたら、そのうちに運動会のゲストになってしまったのである。いまだに人気がある、富山の薬屋さんならではの四角い紙風船。
何年か前、某TV番組のお宝鑑定でも昔の紙風船が出されたことがある。
最近は作る人が少なくなってきたが、いまだに小さいお子さんから大人まで楽しみにしている人がたくさんいる。いつの時代も人の心は変わらない。
本当はこんなシンプルなものがかえって心を打つのかもしれない。

なが~いお付き合い

私たちのお得意様の年齢層は幅広い。若い方からお年寄りまで。
新しいお得意さん、またなが~~いお得意さん。もう何代にわたっても!!というお宅も。半年に一度でも10年間訪問していると親戚のようである。
よくお得意様に「こんなに長くお付き合いしている人っていないよね」といわれます。確かにほかの仕事ではこんなことはないのではないでしょうか。
毎回会うたびに親しみが増し、親身になって、いつまでも元気でいてほしいと願っています。